2008-05-26

アイデアのおもちゃ箱

 遊び方が単一的な(例えば、レール+列車のような)おもちゃは、大人のほうが飽きてしまいます。少なくとも僕は、すぐに飽きてしまいます。僕自身「一粒で何度も美味しい」遊びがしたい。無意識のうちに、そんなキーワードで、おもちゃを選びがちでした。これには「根がケチ」といった経済的な理由や、「家が狭い」という住宅事情など...ネガティブな理由も大いにありますが。
 自分は特段、「知育に関する体系的な知見」を持ち合わせているわけではないですが、願わくば「自分自身で工夫して遊ぶ引き出しのようなもの」を子供に体感して欲しいし、自分も鍛えたい、という強い思いがあります。

 最近、「『アイデアのおもちゃ箱―独創力を伸ばす発想トレーニング』(Michael Michalko著)」という書籍に出会いました。これは、おもちゃの本ではなくて、独創力を磨くためのビジネス書です。もともとは「『アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法』(Scott Berkun著)」という書籍の中で絶賛されており、とても興味を持っていました。
 早速、日本のアマゾンで調べたら、既に品切れになっていて、マーケットプレイスではもともとの定価の1.5倍くらいの値段で売られていました。「購入する価値があるかどうか」を吟味するため、近所の図書館でまず借りてみたら、これが大変すばらしい本でした。「こういうやり方で物事を見てみると、ビジネスチャンスが開けますよ」と、「頭の体操」的着想や種々のソリューション、過去の名だたる企業がビックチャンスを掴んだマーケティング上の経験談などが沢山ちりばめられています。
 ほんの一例として...「どんなものも用途によって意味が変わる」真ん中の文字は、縦読みすると「13」ですが、横に読むと紛れも無く「B」




 …というようなヒントが、随所に紹介されています。ビジネスにもプライベートにも生かせそうだったので、結局、(ちょっと高いけど)中古を購入することにしました。

 自分の着想で生まれた遊びは、何より、強い思い入れが湧きます。こどもと一緒に、遊ぶことに、より積極的になれると思います。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは。
はじめまして。

先週私もこの本を読みました
こんなに楽しいものが絶版で、今は5,600円してしまうことに驚いて目が飛び出てしまいました。

本当にすばらしい本ですよね