2008-12-02

デジタルネイティブ

 妻が文字の練習をするために、任天堂DSと美文字トレーニングを購入したが、こどものほうが夢中になって練習している。操作方法もバッチリ覚えてしまったようで、デジタルネイティブだなぁ、と感じる。時々100点がでると喜んで報告してくれる。
 漢字の読み方や意味などが覚えられないのが残念ではあるが、単純に文字の形をなぞるだけで、少なくともきれいな文字と書き順などは覚えられると思う。単なるゲーム機ではなく、学習機能をとり備えたデバイス、省資源化にもつながり、大変重宝している。
 本来のブログの趣旨とは異なり、やや手抜き気味ではあるものの、100マス計算とか、図形のコンテンツなど、能力を伸ばせるものは、大いに利用し、どんどん遊ばせたい。

2008-06-13

喜んでおもちゃを片付ける方法

★マジックハンド
 ブロックやドミノなど、おもちゃの片づけをなかなかしてくれないとき、トングを使うと、喜んでドミノを片付けます(ただし、時間はかかります)。
 トングは、「まず、ドミノで大きな塔などを作って、塔を壊さないように、一枚一枚トングで解体していく」という遊びにも利用することができるでしょう。もっとも、うちの子供には、まずトングの操作に一苦労。壊し方も、一気に「ガッシャーン」と破壊するほうが好きなようです。




★ダンプカー
 ブロックやドミノなど、おもちゃの片づけをなかなかしてくれないとき、ゴミ箱の蓋を裏返して、そこにおもちゃを一旦集積し、おもちゃ箱の上で、豪快に落す。「ダンプカー」にすると、喜んで片付けます。


2008-06-08

新しい「文字の練習」のあり方を考える

 キャラクターモノの中で、うちの息子が一番好きなのは「きかんしゃトーマス」です。我が家には、「ポケットファンタジー」という規格のトーマスのおもちゃがありますが、とにかく毎日2回くらいは、これで遊んでいます。見た目、同じ汽車で大人は全く見分けがつかないのに、すべて的確に見極め、名前を言い当て、得意げになっています。
 そんな彼の「トーマス博士ゴコロ」をくすぐりながら、ついでに文字の練習をしてしまおう、と考えたのがこの方法。

(1)A4の紙に折り目をつけて、表形式の枠を作ります。4×8。上欄(項目欄)は狭く、下欄(解答欄)は広めに。
(2)上欄(項目欄)に、「あお」「あか」「みどり」「それいがい」という項目を記してあげます。
(3)色ごとのきかんしゃの名前を、下欄(解答欄)に書かせます。

これにより、
1.大好きな「きかんしゃトーマス」について、今までは頭の中だけにあった知識・記憶が、改めてこども自身の手で、視覚的に整理することができる(んじゃないか...)。
2.無機質な50音の表形式で練習するより、何倍も楽しく文字の練習ができる(んじゃないか...)。

 とにかく、好きなテーマを用いることで、なんとなく、学ぶ意欲...というのか、いい効果をもたらすような気がしています。これは、工夫次第で、いろいろな展開が可能な気が致します。

**********
 ちなみに...本日の、息子による"調査結果"は...




[あお]
 トーマス
 ゴードソ(=ゴードン)
 エドワうド(=エドワード)
[あか]
 ジェームス
[みどり]
 ダック
 オリバー
 ヘンリー
 パーシー
[それいがい]
 メイビス
 スてシプニー(=ステップニー)

 # この際、誤字があろうと、まあいいことにしましょう(笑)
 # ちなみに、ステップニーの"ニー"は、机にはみ出してしまいました(汗)

ドミノアート その後

 エクセルでいろいろとお題を作ってあげて、一緒に遊びました。さすがにまだ全部こどもひとりではできないけど...

「パーシー」


続いて、「蛇」

2008-06-07

我が家のちょっとした大喜利~センスのいい扇子

 今日、突然息子が、おばあちゃんが持っていた扇子を、自分の首の近くに持っていって、「ネクタイ」と言った。調子に乗って、大人も負けじと、順番に扇子をお題に考えあう。

 ・頭につけては、「ぜんまいざむらい」。
 ・頭の後で広げてみては、「くじゃく」。
 ・上で広げて、内側の骨組みを下から覗いては「かさ」。
 ・「落語家」はそのまま。
 ・とんがった状態を頭にかざして「林家たい平」。
 ・おうぎ形の状態で、食べるふりをしては、「ピザ」。

2008-06-06

「18年後プロジェクト」

 ちょうどほど4年前、こどもが生まれる直前。漠然とあたまに描いていた「18年後プロジェクト」なるものがある。
 一般的に、学生時代というものは、体力は有り余っていて、暇ももてあましているが、如何せん、知恵と金がない。社会に出て働き始めると、体力と金と知恵はそこそこだが、とにかく暇がない。おそらく、リタイアすると、金と知恵と暇はあるが、体力が落ちる。そこで、自身の学生時代の反省も踏まえ、自分のこどもに対して、「体力と時間のある若いうちに、「金」を支援しながら、同時に「知恵」を付けさせる」といった主旨の話である。
 具体的には、息子が大学に入った頃を見計らって、...50万円なのか100万円なのか...とにかくまとまったお金を、自分のこどもに「委託」する。単に無償で投資をするわけではなく、資金援助の対価として、何でもいいから興味のある分野に対して、目に見える「成果物」を提出させることを条件とする。海外に飛び出て写真集を作る、株に投資する、事業を立ち上げる、、、発想はいろいろあっていい。
 そのためにまず、綿密なプロジェクト企画書を書かせる。成果物の具体、実施方法、スケジュール、コスト、クオリティ… 成果の妥当性や、それを実現するための企画書が通らなければ、資金援助はしない。企画が納得のいくものまで完成度が上がれば、親はこどもとの間で、きちんとした「契約」を結び、成果を求める。

 昔、仕事で、初めてヒトサマに見せるちょっとまとまった文章を、短期間のうちに、本腰入れて書かねばならないという、いわば「尻に火」がついた状態で、樺島忠夫著「文章構成法」(講談社現代新書)という本に出くわした。その本中で引用されている一節(原文はアメリカの技術者、T・G・ヒックスというヒトが書いた本らしい)が、大変印象深かった。
『技術記事を書くこと』の意欲付けは、
 1.あなたの専門分野の知識を広める。
 2.会社の業務の助けになる。
 3.あなたとその会社が名声をえられる。
 4.主題に関しての知識が増進される。
 5.特別な収入が得られる。
 この5つの報酬が得られることである。

 「文章構成法」では、「小中学生に、ただ『作文を書け!』と言っても、何の報酬もないし、書きようがない」「『感動したことを書けばいいんだ!だから、感動しろ!』と言っても、そう毎日感動することなんて無い」ということを言わんとしている。「問題意識を持つ」「成果物を完成させる」「レポートを書く」...こうしたアクションを誘発するモチベーションとして、「名声を得る」「収入を得る」というのは社会生活であれば普通のことである。それを決められた時間内で達成させなければならないからこそ、人は必死に考えて、オリジナルの文章を書き、即ち、「無」から「価値」を生み出すことができ、それがビジネスとして成り立ちうる。「文章構成法」で指摘されている「意欲付け」は、実はプロジェクト・マネジメントにも大いに類似していて、「動機」や「目的」がないと、プロジェクトは発生しないし、むりやり始めたとしてもいい成果は得られず、破綻する。

 多いようで少ないような、そこそこ中途半端にまとまったお金。願わくば、学生時代のうちに、「プロジェクト志向」「契約」というビジネスの基本、また「レポーティング能力」を身につけさせることができれば、一石多鳥。その後社会に出ても、きっと何かと役に立つんじゃないかなぁ、と...4年前に、漠然と考えた...。

 あたまの片隅にしまってあった「思い」を、最近また、あたまの隅から再度引っ張り出して、練り直している。将来、こどもが、そういう思考にスムーズにつなげられるためには、今から、「あそび」を通じてどんな準備ができるだろうか。実は「プロジェクト志向」は、やりようによっては、こどものうちでも身に付けさせることができるのではなかろうか。3歳児に100万円は準備できないけど。

 そんな想いが、ここ数日、ぐるぐると頭を駆巡っている。   ...続く。

2008-06-04

我が家のちょっとした大喜利~ランダムな50音表編

(1)50音の表のように、5段×10列(実際には9列程度)の形状で「絵札」を並べます。その並べ順は、ランダムでかまいません。
(2)そのランダムな表の中から、縦・横・斜めで(右から左に読んでも、下から上に読んでも可)2文字(可能なら3文字でも)程度の「意味のある単語」が、いくつか発見できるものです。例えば、「のり」「あな」「ふゆ」「ふた」「うま」...など。とにかく何でも良い。
(3)それを発見したら、手を挙げます。

 例:
 回答者「おにぎりに巻いてある黒いものです」
 全員 「なんですか」
 回答者「それは、『のり』です。『の・り』」
 全員 「あーそうですね」

 回答者「ちくわやドーナツの真ん中にあります」
 全員 「なんですか」
 回答者「それは、『あな』です。『あ・な』」
 全員 「あーそうですね」
 
 回答者「はる・なつ・あき...次に来る寒い季節です」
 全員 「なんですか」
 回答者「それは、『ふゆ』です。『ふ・ゆ』」
 全員 「あーそうですね」

 回答者「『くさいものには』です」
 全員 「なんですか」
 回答者「それは、『ふた』です。『ふ・た』」
 全員 「あーそうですね」

 回答者「馬事公苑にいっぱいいます」
 全員 「なんですか」
 回答者「それは、『うま』です。『う・ま』」
 全員 「あーそうですね」

 まだ、息子は、的を得ないことしか言わなかったり、大人の回答をそのまま真似るだけだが、何度か繰り返していれば、楽しめるのではなかろうか。
 これは、暇なとき(というより、例えば病院の待ち時間などで、どうしてもこどもと時間を潰さねばならないようなとき)、新聞や雑誌の記事を使って、縦読み・横読み・斜め読みで、単語を探す、という応用も可能です。

2008-05-31

さよなら三角 またきて四角

 「さよなら三角、またきて四角、
  四角は豆腐、豆腐は白い…
  …
  …光るは親父の禿あたま!」

 図書館で借りてきた言葉遊びの本に、この歌遊びが出てました。何度か読んでいるうちに、覚えてしまいました。
 本日、車で渋滞につかまった際、「じゃあ、これの新しいのをやろう」と、提案をしたところ、何を血迷ったか、息子は、この長台詞を、ヘンチクリンな曲に載せて、突如歌いだしました。いや、そうじゃなくて...と、パパ、ママで、「四角はノート、ノートは絵日記、絵日記は...」と、最初にきっかけを与えたところ、要領よく、次々と続くようになりました。
 ポイントとしては、答えを絶対に、否定しないこと。もともとの原型は「名詞→形容詞→名詞」であるが、名詞や文節が続いても可とします。ちょっとでもかすれば、とにかく何でも可とします。ある意味、「しりとり」よりも広がりが出て、面白い。「お箸は二本」に対して「二本は......ザリガニの手」と言ったこどもの答えに、ちょっとした成長を感じたり。

2008-05-26

アイデアのおもちゃ箱

 遊び方が単一的な(例えば、レール+列車のような)おもちゃは、大人のほうが飽きてしまいます。少なくとも僕は、すぐに飽きてしまいます。僕自身「一粒で何度も美味しい」遊びがしたい。無意識のうちに、そんなキーワードで、おもちゃを選びがちでした。これには「根がケチ」といった経済的な理由や、「家が狭い」という住宅事情など...ネガティブな理由も大いにありますが。
 自分は特段、「知育に関する体系的な知見」を持ち合わせているわけではないですが、願わくば「自分自身で工夫して遊ぶ引き出しのようなもの」を子供に体感して欲しいし、自分も鍛えたい、という強い思いがあります。

 最近、「『アイデアのおもちゃ箱―独創力を伸ばす発想トレーニング』(Michael Michalko著)」という書籍に出会いました。これは、おもちゃの本ではなくて、独創力を磨くためのビジネス書です。もともとは「『アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法』(Scott Berkun著)」という書籍の中で絶賛されており、とても興味を持っていました。
 早速、日本のアマゾンで調べたら、既に品切れになっていて、マーケットプレイスではもともとの定価の1.5倍くらいの値段で売られていました。「購入する価値があるかどうか」を吟味するため、近所の図書館でまず借りてみたら、これが大変すばらしい本でした。「こういうやり方で物事を見てみると、ビジネスチャンスが開けますよ」と、「頭の体操」的着想や種々のソリューション、過去の名だたる企業がビックチャンスを掴んだマーケティング上の経験談などが沢山ちりばめられています。
 ほんの一例として...「どんなものも用途によって意味が変わる」真ん中の文字は、縦読みすると「13」ですが、横に読むと紛れも無く「B」




 …というようなヒントが、随所に紹介されています。ビジネスにもプライベートにも生かせそうだったので、結局、(ちょっと高いけど)中古を購入することにしました。

 自分の着想で生まれた遊びは、何より、強い思い入れが湧きます。こどもと一緒に、遊ぶことに、より積極的になれると思います。

2008-05-25

ドミノアート!?

 先日、デパートに行った際、「半円型のいろいろな色のマグネットを、お題を見ながら白い大きなプレートにぺたぺたと貼り付け、文様や絵を描く玩具」が売っておりました。先に、ドミノの項で、国旗を作るパターンを紹介しましたが、「これなら、ドミノでできるはず...」と、早速エクセルを使って、お題を作ってみました。第1弾「お花」です。



縦10枚×横10枚、合計100枚のドミノを使って、ドット絵のような設計図を作ります。それをお手本にしながら、同じ絵を作り上げます。お題のクオリティはともかく、息子の食いつきもボチボチ良くて ^^



 調子に乗って、もっと沢山お題を作ってあげよう、と、考えているところです。100枚のドミノを使えれば、ちょっと手の込んだ国旗なども作れそうです。
 

2008-05-24

我が家のちょっとした大喜利

 うちに「ベイビー・アインシュタイン ことばカード」というものがあります。29枚のカードが入っています。「たいよう」「ぶた」「しょうぼうしゃ」「きょうりゅう」など...いろいろなカードが入っています。このカード、対象年齢は、0~3歳と書いてありますが、小学校の女の子でも十分楽しめたし、無論、大人も頭を捻って遊べます。
 カードの裏には、子供との会話が膨らませるための「話しかけのヒント」なる種々のセリフが書いてありますが、実はそれ自体はあまり使ってません。
 うちで楽しんでいる遊び方は、以下の通りです。

*******************
(1)まず、カードを人数に分けます。
(2)最初の人を決めて、一枚場に出します。
(3)次の人は、その場に出たカードの脇に、自分の手札から、一枚、カードを出します。その際、重要なことは、「何らか必ず共通点があるカード」であること、です。

例えば、場のカードが『ぶどう』で、自分が出したカードが『まめ』である場合...

(回答者) 「『ぶどう』と『まめ』はおともだちです」
(みんなで)「なんでですか?」
(回答者) 「りょうほうともみどりいろだからです」
(みんなで)「あー、そうですね」

(4)次の人は、『まめ』の隣に、自分の手札から一枚出して、説明をする...。
(5)以下、繰り返し
*******************

その共通点は、何でも良くて、
 ・食べられるから
 ・3文字だから
 ・動物だから
 ・鳥だから
 ・色が一緒だから
 ・形が似ているから
 ・乗り物だから
 ・ちいさな「ょ」がついてるから
 ・「゛(だくてん)」がついてるから

と、各々の回答者の意思に任せます。

我が息子の珍回答...

(むすこ) 「『ぶどう』と『いぬ』はおともだちです」
(みんなで)「なんでですか?」
(むすこ) 「りょうほうとも『レーズン』だからです」

 # 我が息子は、散歩中の犬の肛門を指差し、いつも「レーズン」と呼んでいます...。
 # おー、きたねーなー、座布団持ってけ! (by 三波伸介)

2008-05-23

「大きな古時計」

 大昔、沖縄に出張したとき、機内のラジオで平井堅がかかって、以来好きになりまして。数年前、「歌バカ」が発売された時、速攻で購入しました。PVのDVDがついていて、それを子供と一緒にみてたら、子供も平井堅が大好きになりました。以降、ラジオで平井堅がかかったり、テレビに出るごとに「あ、これ堅ちゃん、堅ちゃん」と分かるようにもなりました。特に「Pop star」は、子供でも楽しめるぬいぐるみが出てきて、子供もかなりお気に入り。また、「キミはともだち」は、子供でも分かりやすいアニメ仕立てになっていてこれも秀逸。平井堅の曲は、しばらく、お風呂に入るときにいつも聞いていて、我が家のバスタイムのいいタイムキーパーにもなっていました。
 平井堅といえば、「大きな古時計」。定番の童謡を大人が真剣に歌っている姿がなんとも印象的。この「大きな古時計」を、二人で歌う、という試みですが、ただ歌うだけでも面白くないので、交互に歌う際、一文字ずつ、二文字ずつ、三文字ずつ徐々に増やしていきます。

「お」「お」「き」「な」「のっ」「ぽ」「の」「ふ」「る」「ど」「け」
「おお」「きな」「のっ」「ぽの」「ふる」「どけ」「いお」「じい」
「おおき」「なのっ」「ぽのふ」「るどけ」「い、おじ」

単純な遊びなんですけど、ボチボチ楽しめます。渋滞のお供にも。

2008-05-22

お蕎麦クイズ

 近所に「砂場」という名前のお蕎麦屋さんがある。注文配達用の写真つきのメニューがマンションのポストの中に入っていた。何度か我が家も注文したこともある。この砂場のメニューを読むことが、どういうわけか、最近の我が家の寝る前の日課になっている。メニューの名前を読んだり、「海老の天麩羅が載っているお蕎麦はどれですか?」などという質問は、だいたい一巡してしまった。
 最近ブームなのが、「この中で一番好きなメニューを、いっせーのせで、当ててみましょう、せーの、これ」と、親子で、せーので指差す。見事それが一致したときには、「あー、親子だね、親子だね」と言いながら、抱き合って、大げさに喜ぶ。
 その他、動物園クイズ、というのもあって、「黄色い動物を思い浮かべてください。せーの、『キリン』」「一番大きな動物を思い浮かべてください。せーの、『ゾウ』」と言った連想ゲームも面白い。これも、見事それが一致したときには、「あー、親子だね、親子だね」と言いながら、抱き合って、大げさに喜ぶ。

 ファミレスで注文したあとの待ち時間にメニューを使って遊んだり、あるいは、複数家族が集まるちょっとしたイベント時、家族対抗で、好きな動物、好きな食べ物などを、家族ごとに「せーの」で言って、家族のチームワークを競う、などというゲームも楽しそうです。

2008-05-14

ドミノで塔を作る その2


こどもの背の高さにもう少しで届くくらい。
完成形 その2 です。

2008-05-12

ドミノで塔を作る


 ゴールデンウィークにデパートに行ったら、おもちゃ屋さんで輸入物の積み木が売っていた(名前を失念してしまいました)。その積み木の「ウリ」は、「すべて同じ形」ということ。2×4×8(だったかな?)の大きさの直方体で、同じ形ゆえに、バランスよく、いろいろな形の塔やら何やらが作れるそうです。
 それをヒントに、家に帰って早速ドミノで塔を作ってみました。まず、適当に円を描いて、その上に、ドミノとドミノの間にドミノを置いてゆく。レンガ積みの要領で積み上げていくと、非常に安定的な塔が作れます。徐々に屋根を狭めていけば、スマートな塔が作れます。カマクラのように入り口を作ることも可能です。

 そして完成図はこちら。

絵日記を書く


 絵日記を書くことが習慣化している。本人的には、書かないと一日が終わったことにならないようだ。
 「あいうえお」がボチボチ書けるようになってきていて、ひらがなの書き順は全然だめなのだが(=まるでタイ文字のようだ)、とにかく、その日のことを一生懸命記録しようとしている。ひらがなを書く練習も必要なのだが、日本の教育では、主に、文章を組み立てる事をあまりじっくりやらないので、将来的に、文章の組み立て、構成力がつけばうれしい。
 絵日記は主にママ担当である。

2008-05-07

「質問力」を磨く

 斉藤孝氏の「質問力」という本を読んだ。氏は東大の受験勉強中、ある境地に達した、と言う。問題を解きまくっていたら、あるとき、出題者の意図が手に取るように分かるようになった、と言う。それ以降、どんな問題でも解けるようになった、と言う。「質問力」というキーワードは、それ以来、僕自身、意識的に考えるキーワードになった。仕事で、ヒアリングをするときなどはもちろんのこと、プライベートで、例えば住宅展示場に言ったとき、プロの営業マン相手に、うならせるような「いい質問」をしたときは、かなりの快感である(嫌な客だ...)。

 さて、そこまでの域には全然達していないが、こどもとちょっとした時間を潰すとき、バスに乗っているとき、相撲中継を見ているとき、散歩しているときなど、なるべくこどもに「クイズ」を出すようにしている。

 ・このお相撲さんの名前の中で知っている漢字はありますか?
 ・窓から見える車は何台ありますか?
 ・ちびまる子ちゃんで、めがねをかけている人はだれがいますか
 ・靴屋さんがあったら教えてください?
 ・おさるのジョージのお友達の博士の名前は?

 しかも、交互に質問を出し合い、こどもがクイズの出題をする機会をより多く作るように心がけている。
 積み木で遊ぶときなど、積み木を半分に分けて、こどもと親が「同じ数・同じ形」の積み木をそれぞれ持っている状態にする。その後、どちらかが出題者、どちらかが回答者になり、出題者は自由に木を積み上げて、適当な形を作る。そのお題について、回答者に同じ形を作らせる。これを交互に出題しあう。大人が回答者側になった際には、わざと間違えて、出題者のこどもに、どこが間違っているかを指摘させたり...。

 「質問の出題者」を担わせることにより、その同種の質問への理解度をより高めることができるのではないか、と考える。クイズなどは無数に存在する。より面白いクイズを出して、それを体感させることにより、創造力の引き出しをどんどん増やせるのではないか、と期待している。

2008-05-05

「あざらし」→「しらざあ」

 動物のカードや、フラッシュカードなどがあれば、かるたの要領で、新しい遊びができます。
 まず、カードを、「かるた取り」の要領で適当に撒きます。読み手は、カードの単語を「さかさま」から読みます。「さる」なら「るさ」、「にわとり」なら「りとわに」、「かば」なら「ばか」など。こどもも大人も、脳みそをグルングルン回して、カードを探します。
 時に、読み手を変えても良いでしょう。ひとりずつ順番にカードを読むと、みんな言葉の訓練になります。ひらがながカードに表記されている場合は比較的簡単ですが、表記されていない場合などは、逆さ言葉を頭の中で組み立てる必要があり、大人でもかなり間違えてしまいます。

2008-04-15

「5のカタマリとバラ3」


 「カリキュラマシーン」という往年の教育番組のDVDボックスを衝動買いしました。残念ながら、僕はリアルタイムでは見ていないのですが、「あいうえお」や、簡単な足し算を、ゲバゲバのギャグとともに教えるかなりディープな番組です。
 その中に、「5+3=8」を伝えるのに、「5のカタマリとバラ3」という教え方をしています。いわゆる「タイル算」というのかな?この概念って、非常に重要だなぁ、と思いました。ちなみに、会社の先輩は、日常生活で「8」を考える上で、このカリキュラマシーンの「5のカタマリとバラ3」の幼児体験が、いまだに生きているとのこと。
 さて、ドミノを使って、山の中から、この「5のカタマリとバラ3」を探す!という遊びができます。算数のさわりの部分が、楽しみながら勉強できます。

2008-04-02

トランプ遊び~初めの一歩

 こどもが3歳を過ぎた頃に初めてトランプを買いました。きっかけは、デパートのおもちゃ屋さん。どうしてもその売り場を離れようとしないものだから、何か買い与え「ほら、今日はこれ買ったから、家で遊ぼう、帰ろう」という作戦に出ました。「一番安くて、後々必ず使うもの」ということで、トランプを購入しました。
 買って帰ったはいいものの、どうやって遊んだら良いのやら...。とりあえず、最初に考えた遊びは、「赤黒」という遊びです。単純に、「ハート、ダイヤ」と「スペード、クラブ」という二つの色に分けるだけの遊びです。子供にとっては、トランプを一束持つだけでも一仕事。それを瞬時に色分けすることで、瞬発力が磨かれる!ような気がする...。
 その後は、「ハート」「ダイヤ」「スペード」「クラブ」と、それぞれのマークに分けたり、それを数字の小さな順から並べる(即ち、「7並べ」の完成形)ことにより、13×4=52枚の数字が織り成す世界観が、こどもの頭の中に広がります(って、ちょっと大げさでしょうか)。
 今でこそ、7並べ、ババ抜きや神経衰弱(こどものほうが強かったりする)もできるようになりましたが、案外、こどもは小さくても、工夫次第で遊ぶことが出来る、という一例でした。

2008-04-01

スクラブル


 スクラブルという遊びがあります。英語のアルファベットが書かれたピースが配られ、これを使って単語を作り、よりニッチなアルファベットを使って、より長い単語を作ると点数が加算され、多くの点数を取ったほうが勝ち...とかいうルールだったかと思います。
 いろはかるたを使うと、このスクラブルのような遊びができます。まず絵札を人数均等に配る。配られた文字を使って、各人は何か単語を作る、という単純なゲームですが、これが老若男女かなり盛り上がります。大人もかなり脳を使います。
 単語を作る際、「はれ、くもり」といった関連する言葉、なるべく長い単語やフレーズ、ことわざなどを組み立てられれば、大人でも、ちょっとした興奮を味わえます。

2008-03-30

坊主めくり、藤原めくり


 小倉百人一首という玩具は、いわゆるかるたのような遊び方をするものです。調子に乗って、3歳のこどもとかるた遊びをしたら、その晩「ひらがなが、ひらがながよめないよ~」とうなされてしまいました。かわいそうに。
 で、百人一首と言えば、もう一つ忘れてはならない代表的な遊び方に「坊主めくり」があります。坊主めくりは、相対的に多くとった人が勝なわけですので、勝敗の決まり方は、ふたりで遊んでいるケースなら、「49vs51」とか「99vs1」とか。また、「1vs0」の場合もあると思われます。すなわち、「AvsB(ただし、A,Bは、A+B≦100を満たす、正の整数)」となります。
 我が息子は、このルールについて、最初、今ひとつ理解できないでおりました。最後のほうで「坊主」が出て、その後結局「姫」が出ずにゲームが終了した場合、場に捨てられて宙に浮いたままの札が出てくるわけですが、その札の扱いについて、「これはいったい誰のものなのか」が理解できず、最後には「これは自分のだ」と、主張し始める始末。そこで、急遽、「坊主」が出た場合の札を管理する役目として、「ピグレットのぬいぐるみ」に、助けてもらうことにしました。うちでは、2人で遊んだ場合でも、ピグレットを含む3位までの順位をつける、という超ローカルルールが出来ました。場に捨てられた札が多ければ、ピグレットの優勝、という、訳の分からぬルールになりましたが...(苦笑)
 さて、この「坊主めくり」。何の気なしに、「ぼうず」「おねえさん」「おじさん」と、分けてると、だんだん、大人のほうも飽きてきます。現在の読み札の100議席の割り振りですが、「ぼうず(15議席)」「おねえさん(21議席)」に対し、「おじさん」は64議席と最大派閥です。坊主めくりで、おじさんが出ると、とりあえずは安心しますが、ここで新しい遊び方は、最大派閥を形成している「おじさん」を、もう少し細分化してみよう、というものです。64議席を誇る「おじさん」は、実は複数の少数派閥から成り立っています。「おじさん」の中での最大派閥は、「納言さん(10議席)」「藤原のなにがし(7議席)」です。
 そこで「ぼうず」に加え、例えば「藤原のなにがし」が出た場合にも、場に捨てる、というルールを設定します。そうなると、名前をかなり真剣に読みますので、漢字や読み方の勉強にもなります。名前を軸にしたあたらしい遊び方は、他にもいろいろありそうですね。

2008-03-28

かっこいいタッチ

 別れ際に、「ターッチ」といって、手でタッチをする習慣がある。子供ならではの習慣なのか、保育園生ならではの習慣なのか。そこで、新しく「かっこいいタッチ」を考えました。
 (1)最初は大人が両手を差し出し、その上に子供が両手でタッチ
 (2)次に子供に両手を差し出させ、その上から親が両手でタッチ
 (3)最後に二人でハイタッチ
 という単純な行為だが、単なる片手のタッチに比べて、「華」があります。なお、(1)と(2)は、「アルゴリズム体操」の「パッチンパッチン、ガシンガシン」の、「パッチンパッチン」と同じ動きです。これを「one,two,three」と勢いよくやると、大変かっこいい。保育園の朝のお見送りの際、これを流行らせよう、という魂胆です。
 さらに、これがこなれてきたら、「3拍分」ではなく「5拍分」使い、(1),(2)の後、お互いの右腕の部分を重ね合わせ、その後、左腕の部分を重ね合わせ(即ち、アルゴリズム体操の「ガシンガシン」に相当)、最後にハイタッチをする、という応用編を試したい。「(1)パッチン、(2)パッチン、(3)ガシン、(4)ガシン、(5)ハイタ~ッチ!」を、速い動きで、かつ、高いクオリティーで仕上げようと、お風呂で練習中です。

2008-03-24

国旗を作る

 こどもが通っている保育園は、とてもとんがっているところで、フラッシュカードでいろいろなことを教えてもらえます。ドライブ中、黄色い道路標識を見て、突然「がっこうようちえんほいくしょとうあり」と叫ぶ我が子...。「ごみしゅうしゅうしゃ」「けいらぱとかー」「おふろーどだんぷとらっく」など、専門的な働く車の名前を沢山覚えて帰ってきます。

 国旗も然り。多くの国々の国旗を覚えてしまい、大人顔負けな状態です。今日は、覚えてきた国旗を、ドミノで作ろう、というお話。先に申し上げたとおり、ドミノは「赤、黄、青、緑、黒、白、橙」で構成されています。これにより、沢山の国旗を作ることが可能です。

2枚
 インドネシア、モナコ、ポーランド、
3枚
 アルメニア、イエメン、アイルランド、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、ドイツ、オーストリア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、エストニア、リトアニア、ロシア、チャド、マリ、ギニア、シエラレオネ、コートジボアール、ナイジェリア、ガボン、マダガスカル、コロンビア
4枚
 モーリシャス

 また、沢山組み合わせることで、タイやフィンランド、スウェーデン、さらには、真ん中などに描かれている紋章などを省略すれば、メキシコ等もっと多くの国旗を描くことが可能になります。

2008-03-23

秀逸なマテリアル

 ある日、本棚の整理をし、要らないビデオカセットが沢山。それらを捨てる前に、ビデオカセットを縦に立てて並べ、「ドミノ倒し」をやってみせたら、当時2歳のこどもにオオウケでした。僕もこどものころ、よく積み木などを使って、ドミノ倒しを楽しみましたが、今日日のこどもには、ドミノ倒しは、「ピタゴラ装置」そのものです。
 で、「こどもの友達が来たときに、何かに役立つだろう」といった程度のノリで、「ドミノ牌」を2セットほど「大人買い」しました。数日後到着。さっそく「ドミノ倒し」をやろうと、並べはじめるも、こどもは残酷で、次から次へと破壊します。最初の頃は、まじめにいらつき、こどもを怒鳴りつけました(笑)。大人気ないことこの上なし。が、日が立つにつれ、このドミノ、「実は、思いも寄らない秀逸なマテリアル」であることに気付かされました。

 ・縦横2:1に統一されたコンパクトなフォルム
 ・カラフルな色使い(赤、黄、青、緑、黒、白、橙)
 ・サイコロの1~6までの模様

 この3要素が繰り広げるシンプルゆえの種々の可能性!ちなみに、ドミノという遊びそのものは、まだやったことがないのですが(笑)。

2008-03-22

50音表を作る その2

 いろはかるたは「ゐ、ゑ、京」を除くと、全部で45枚。「あいうえお、かきくけこ、...やゆよ、...わ、を」の置かれる位置に、絵札を裏返しにして並べる。どこか一枚を開いて、それが「か」だったら、「か」の位置に置く。その代わり、「か」の位置に置いてあった裏向きの絵札をめくり、それが「ね」だったら、「ね」の位置に置く。その代わり、「ね」の位置に置いてあった裏向きの絵札をめくり…と順繰り順繰りやっていくと、50音表が完成する。
 ただし、最初の「どこか一枚」を開いた絵札が、どこかのタイミングで登場します。その最初の一枚の位置には、次に繋ぐための絵札はそもそも存在しないので、そこでゲームオーバー。とはいえ、3歳児には、そこまでゲーム性を持たせなくとも、適当に楽しめます。
 これも50音表をマスターする上で、大変有効な方法のひとつ。

2008-03-20

50音表を作る

 いつだったか、こどもが風邪をひきまして、保育園を数日間休まねばならないときがありました。「暇つぶしに…」と、いろはかるたを購入してきました。何度か、普通にかるたして、最初のうちは楽しかったのだけど、じきに大人も飽きてしまいます。
 やがて、風邪も治り、「どうせなので、ことわざをしっかり覚えよう」と。お風呂で、「あ」から順に一つ一つ確認をしました。案外、こどもも良く覚えているもので、大抵のものはソラでいえるようになっていたのだけど、いくつか、大人の自分も思い出せないのがありました。
 ちなみに、大人的には、「瑠璃も玻璃も照らせば光る」「葦(よし)のずいから天井のぞく」など、普段あまりお目にかかったことが無いことわざについては、かえって覚えているのに、「聞いて極楽見て地獄」のような「定番ことわざ」のほうが忘れやすかったです(とはいえ、こども的にはどれも一緒でしょうが)。
 風呂上りに、早速、絵札を50音順に並べて、一つ一つのことわざを確認してみました。その「50音順に絵札を並べる」なかに、かるたの新しい遊び方が見えました。文字通り、単に絵札を50音順に並べ直すだけなのですけど…それだけでも50音の順番をマスターすることができ、かなり楽しめました。かるたの「ひらがな積み木」的使い方です。

2008-03-19

こどもとあそぶ

 こどもが3歳過ぎになったあたりから、トランプやかるたなど、いわゆるゲーム性を持った遊びが出来るようになってきました。やっと父親の出番だ!と思えるようになりました。
 子どもと遊ぶコツと言っても、たいしたことは無くて、突き詰めれば、ただ単に、「大人の自分が如何に飽きずにあそぶか」という一点に尽きます。そのことが結果的に、教育なり道徳なりにつながればよく、基本は、「自分が如何に飽きないか」という一点です。新しいおもちゃを買う必要は無く、生活の中にいくらでも教材は転がっています。おもちゃの使い方も一通りではなく、遊び方は無数に広がっている、と、僕は思ってます。